実機組立
実機組立は先端技術センターで行われました.特に精度が要求される部分の組立はクリーンルームで行われました.
【組み上がったスライサー】
1mm厚のガラス板の側面がミラーになっている23枚のスライスミラーが少しずつ角度を変えながら積み上げられています.
【瞳ミラーアレイ】
左:23個のミラーが納められ,それぞれにカバーをしている途中の瞳ミラーアレイ.それぞれのミラーは6.5mmで,ミラーアレイの横幅は約20cmです.丸い外形のミラーは球面ミラーで,四角い外形のものは非球面ミラーです.
右:組立完成品
【スリットミラーアレイ】
左:組み立て途中.こちらは6.9mm幅の同一形状の球面ミラーから成ります.
右:組立完成品
【FOACS IFU】
組立完成品:安全のためにスライサー表面には柔らか布でカバーがしてあります.
【実験室での光学性能確認試験】
中央左の黒い箱がカバーを取り付けられたFOCAS IFUです.右からすばる望遠鏡を模した光を入射させて,射出光をCCDカメラで観察し,結像性能などを確認しています.
【射出光を紙に投影させた状況】
23個にスライスされたイメージが横並びに並び替えられている.一直線上にないのは光学設計上の制約のため.