ワイヤ放電加工機 SX10
三菱電機株式会社






 ワイヤ放電加工は、細いワイヤ電極(φ0.07、0.2mm、黄銅線:現在マシンショップ使用中)を工作物に近づけ、ワイヤ線を包み込むように絶縁抵抗の大きい水を流し、ワイヤ電極と工作物間に電圧をかけて、放電を行わせる。
 この放電により、ワイヤ電極と工作物を、局部的に溶融状態まで熱すると同時に、ワイヤ周辺の絶縁水も急膨張させ、局部的な爆発状態をつくる。
 この爆発力により、溶かされた金属部分は水中に吹き飛ばされる。そして、凹みの出来た工作物とワイヤの表面は、絶縁水よって冷却される。
 こうした放電と金属除去が毎秒数万回〜数百万回繰返し行われる。これにより、工作物表面は徐々に大きな凹みに拡大し、この拡大速度にあわせてワイヤ電極を移動させると、それに沿った溝が出来あがる。
機械本体仕様
 テーブル寸法 長さ 590mm × 幅 514mm
 運動範囲 左右(X軸)  350mm
前後(Y軸)  250mm

上下(Z軸)  220mm
 制御装置 入力最小指令単位     0.0001mm
入出力インタフェース   RS232
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